奈良県庁5階、知事室の前のロビーにある、大理石の壁面7mの真中におさまっている。建物の性質上内装は渋くおさえてあるから、ここで派手に爆発させてほしいとの設計者の注文で、紅葉の森の中から清泉の山河を見せている赤い風景を描いた。たつた川のほとり、この大きいもみじの古木は、珍味なもみじ茸がうつろの中にはえていた。
185.0×185.0cm 奈良県蔵
1965年(昭和40)