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飾馬

 

唐鞍の形式の飾馬である。昭和12年の第1回漆絵展に出品。彩漆蒔絵で金、銀、乾漆粉を使った研出しの手法も使われている。珍書、『諸鞍日記考註』伊勢貞丈述が手に入ってこの絵を描くのに大変役に立った。享保年間八代将軍吉宗の懇望で金沢文庫から献上した本の写本であるが、その写本さえいまは貴重本扱いにされている。銀蒔絵の部分が35年の歳月で黒変して画面の調子を変え、銀線を暗くした。

彩漆画・衝立

127.0×142.0cm大神神社像

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Category
彩 漆 画