About This Project
箱蓋の裏側の太和の文
昭和の初より現在まで漆絵
創作に使用せる漆絵の残
を塗り重ねて堆積せるもの
研磨想形して高杯を作る
この器不変色彩漆数
有色の新記録を施す
研磨すれば現出する色相
形像は萬象の面影を現
し幽玄無限なり
依て曼荼羅と銘す
昭和40年 春 太和 造
昭和の初めより現在まで、漆絵創作に使用した彩漆の残りを塗り重ねて堆積し、研磨想形して高杯を作った。この器は不変色の彩漆を数色用いて新記録を立てた。研磨すれば現出する色合い形像は万象の面影を現し幽玄無限なり 依て曼荼羅と銘す